Red dead redemptionクリア

時間がかかりましたが、クリアしました。日本ではあまり注目されていないような気がしますが、傑作だと思います。

最初の感想は「これ、よく完成させたなあ」というところです。

これだけの広さのオープンフィールドだと、とてつもない分量を作りこまなきゃならないわけで、それをある程度以上のクオリティで完成させた上で、しかもゲームとして面白くてセールスも出すという。大作スタジオは違うなあ。開発費は8000万ドルとかいってるし。

この規模になると、一部の箇所に少しこだわりを見せただけで全体の分量が爆発して、すぐにスケジュールがずるずるいっちゃって、最後にはお蔵入りになっちゃいそうな気がするのですが、クオリティ管理とか作業プロセスの力が段違いなんでしょうね。

細部に目がいくと、いろいろ突っ込みどころもあるんですが(HDRは効かせすぎだと思う。夜の砂漠が真っ白に光りすぎて見づらい)、全体として見れば十分に面白いという、ちょうどいいくらいの仕上がりです。

ゲーム自体は、サードパーソンのシューティングですが、それほど難しくはないと思います。親切丁寧なオートエイムがあるので、見た目よりは楽です。
ただ、アクションよりも、ゲーム自体の持つ雰囲気は最高です。膨大な時間とお金を使って再現したオープンフィールドは、「西部ってこんなのなんだろうな」と、よく西部を知らない人間を納得させてしまう力があります。(と書くと、すごいかどうかわからんか)

ストーリーも意外とよかったです。西部雰囲気のスパイスくらいかなと思っていたのですが、意外と濃い話です。このゲームを英語の練習に使おうと、中盤くらいまで字幕を見ないでストーリーを追っていたことを後悔しています。

あと、地味に音がいいです。通常は環境音くらいしか鳴っていなくて、戦闘シーンや何かがあるときだけ曲が割り込んでくる感じなのですが、音がいいのと、出入りが自然なのでいい味を出しています。これアダプティブ・ミュージックというんですかね? 初めて効果的に使われていると感じました。

次世代機を持っていて、使い道がなくて持て余している方はぜひ買ったほうがいいと思います。

しかし、これ遊んでいると西部劇が見たくなりますね。クリント・イーストウッドとか借りてこよう。